2005年05月28日

マルブツシルヴァー

マルブツシルヴァー【牡3 栗東 加用正厩舎】
 父 シルヴァーチャーム
 母 ノーヴェルインカウンター
 馬主 大沢毅氏
 生産 大島牧場

大沢毅.png

今週の出走レース
 2回中京3日目10R
  白百合ステークス(オープン)

父は'97年ケンタッキーダービーやプリークネスS、'98年ドバイWCを制した名馬。
2歳から5歳まで走り、通算24戦12勝という戦績を収めました。
また今では珍しくなったTom Foolラインの貴重な種牡馬です。
供用は米国で2000年から始まりましたが、今のところ目立った活躍馬はおらず。
昨年日本中央競馬会によって輸入され、日本軽種馬協会に譲渡、本年より供用開始されています。

母系は目立った活躍馬がいませんが、母を含めて配合面では目を引くものがあります。
まず母のノーヴェルインカウンターはBuckpasserやNasrullah、Native Dancerといったインブリードを持ち、スピードの底上げや底力の補強が成されています。
その母Hot Novelにおいては現在の日本でよく見受けられるMahmoud〜Almahmoudの系列ぐるみのインブリードが早い段階から施されています。
3代母Quite HonestlyではDicoveryやEight Thirty、War Relic、さらにはBusinesslike≒Big Eventというインブリード。
さらに4代母Tesaoにおいては前述のEight ThirtyやPharos、Bulldogのインブリード、そしてBlenheimとMumtaz MahalでMumtaz Begumを再現するという大胆な配合です。
この3代母、4代母でこの牝系の礎ができ、祖母の代のMahmoud〜Almahmoudでそれまでに仕掛けられたBlenheimとMumtaz Mahal、母の持つBuckpasserのクロスでBusinesslike≒Big Eventを呼び起こすような構成です。

本馬では母の持つBuckpasserのクロスを継続させるのに加えて、母父Woodmanへと繋がる名牝Glamourのクロスを織り込みポテンシャルのベースアップを図る大胆かつ緻密な配合。
またGlamourのクロスは先程のMumtaz Begumの再現をより確かなものにする上で有効なものともいえます。
シルヴァーチャーム×Woodman牝馬という字面ではマイナーな配合からは掛け離れたメジャーな配合です。

スピードと底力を十分に補強した本馬なら、今回の小回り中京を難なくこなしてくれそうです。

マルブツシルヴァー.bmp

しばらく更新が途絶えていましたが、今後もチラシの裏程度にツラツラと更新していきます。
posted by 恐れ入ります at 07:20| Comment(34) | TrackBack(5) | 内国産馬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月11日

(父)メジロバリニーズ

(父)メジロバリニーズ【牝3 美浦 戸田博文厩舎】
 父 メジロパーマー
 母 メジロシェルティ(父 メジロデュレン)
 馬主 メジロ牧場

メジロ牧場.png

今週の出走レース
 1回小倉7日目10R
  あすなろ賞(500万下)

有馬記念、宝塚記念を制した父メジロパーマーは、現在日本で希少なプリンスローズの直系種牡馬です。
代表産駒は京都ハイジャンプを制した(父)メジロライデンで、こちらもメジロ牧場さんの所有です。
ほかでは"デルマ"の冠号の浅沼廣幸さんがこれまでに数頭所有されています。
パーマーの父系は祖父のメジロサンマンが持込馬としてメジロ牧場さんが生産されたのをキッカケに、父メジロイーグルと3代にわたってサイアーラインを伸ばしています。
サンマンはパーマーの同期・メジロライアンの母父としても血を残しています。
他に同系で日本に産駒がいるのはアマジックマン(代表的な現役馬:ナムラコロンブス)、Medow Lake(代表的な現役馬:シベリアンメドウ)ぐらいでしょうか。
直系でなければ子孫は多数いますが、衰退傾向にあります。

母系からはそれほど目立った馬は出ていません。
血統構成は3代で父系に分類すると、プリンスローズ・ケーレッド(ハイペリオン)・オリオール・リファール・テディ・ブランドフォード・ニジンスキー・プリンスローズとなっており、ノーザンダンサー系のリファール・ニジンスキー以外は主流から外れた構成になっています。また前述のメジロサンマンのクロスを3x4でもっています。
現在未勝利であるようにスピードの不足した配合ですので、今後の競争生活では苦戦を強いられそうです。
繁殖としてはパーマーの祖母はモガミの全兄妹で、母方にリマンドなどの名前も見られますので、アグナスタキオンとの相性が良さそうだな…とか思ってしまいます。

とにかく貴重な血統ですので、無事でいてほしいと思います。


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posted by 恐れ入ります at 17:15| Comment(11) | TrackBack(0) | 父内国産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

(父)マンジュデンツルギ

(父)マンジュデンツルギ【牡7 栗東 田所清広厩舎】
 父 マンジュデンカブト
 母 マンジュデンレディ(父 イエローゴッド)
 馬主 カネキ競走馬

カネキ競走馬.png

約4ヶ月の間放置し続けた当ブログですが、今日からボチボチと始めたいと思います。
第1回は今週日曜の京都10R北山ステークスに出走予定(父)マンジュデンツルギです。

父マンジュデンカブトは1986年産まれのノーザンテースト産駒です。
昨年大往生を遂げたノーザンテーストは言わずと知れた日本の大種牡馬です。
そしてマンジュデンカブトの祖母にはオークス馬のチトセホープがいます。
競争成績は41戦12勝(うち障害2戦1勝、地方3戦1勝)で、重賞には手が届かなかったもののブリーダーズゴールドC(オープン)を制しています。

現在そのマンジュデンカブト産駒のJRA登録は、(父)マンジュデンツルギと全弟の(父)マンジュデンコウベのたった2頭となってます。
また、カブトは2002年に種牡馬から用途変更されており、現3歳馬がラストクロップという事になります。

ノーザンテーストのサイアーラインといえばアンバーシャダイ〜メジロライアン〜メジロブライトの流れが最も有名ですが、その他は孫の代で途絶えています。
そんな中で社台などの大グループの生産馬ではなく、細々と血を繋いでいるツルギやコウベの活躍は大健闘というべきでしょうか。

マンジュデンカブトの産駒も所有されているカネキ競走馬さんの愛馬精神には頭が下がるばかりです。

前走の1000万クラス勝利に続いて、今回も頑張って欲しいと思います。

マンジュデンツルギ.JPG
posted by 恐れ入ります at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 父内国産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月11日

このブログを始めるにあたって

昨今サンデーサイレンスやその後継種牡馬、Northern DancerやMr.Prospectorの子孫たちの活躍が目立っています。

一方、Ribotの流れを汲むタップダンスシチーがGI戦線の中心となり、サニングデールやカルストンライトオといったMan o'Warの末裔がスプリント路線の中心となっています。
ともに一時代を築いた事のあるサイアーラインですが、近年はその存在がクローズアップされる機会が少なくなりつつあります。

他にも、いわゆる"傍流"と呼ばれる血脈もサラブレッドの歴史の一員であるにも係わらず、軽視されがちです。

そういった血脈に焦点を当てながら、話を進めていきたいと思います。
posted by 恐れ入ります at 19:33| Comment(0) | TrackBack(0) | blog concept | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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